外せるから選ばれる床矯正

矯正の為に常に外せない金具は嫌ですよね

ずっと、口の中に矯正装置をいれておく。そんな矯正はやはり・・

金具の為に食べたいものを食べられず、精神的負担が大きくなったり、うまく歯を磨くことができずに虫歯を作ってしまっては、何にもなりません。床矯正では、可撤式床矯正治療といって、矯正装置が外せるのです。

この治療で使う床矯正装置は、一種の入れ歯とお考えください。入れ歯の数え方は一床、二床と数えます。そのために床矯正装置と呼ばれます。入れ歯にネジがついていて、そのネジを回してあごを拡げたり、歯を動かしたりすることができるのです。

床矯正装置の本体は、入れ歯と同じプラスチックの材質のプレート(板)で出来ています。そして、プレートが口の中で動かないように維持するバネが付きます。

簡単な作りですが、プレートにネジやバネがついていて、ねじを回転させることでプレートが開いて歯を動かしたり、あごを拡げます。ばねは線の弾力で歯を移動します。

ちょっと小難しい装置の話になってしまいましたが、この自分でも調整できる構造のおかげで、取り外しが可能となっています。

たとえば、学校生活や仕事生活で、不便があれば床矯正装置は外して大丈夫です。1日12時間~14時間つければ大丈夫だからです。

さらに、病気の時は長い間でも、床矯正装置は外していいんです!

決して無理をすることはありません。病気などで長期間床矯正装置を外していた場合には、装置が歯並びに適合しなくなる事もあります。

でも、大丈夫です。そのときは適合するまで、床矯正装置のネジを巻き戻します。これも床矯正のメリットです。

もう3つほど床矯正のちょっとしたポイントを!

1つは歯を動かすスピードを患者さん自らが決められることです。

床矯正は、先ほども申し上げましたが、庄装置を口の中から外して、ネジを自分で回転させます。その回転量にあわせて庄が移動して歯を動かしたり、あごを拡げていきます。

庄装置の回転量、1週間に何回回転させるかは、一応指示しますが、最終的決定は自分の感覚で決めることもできます。

2つ目のポイントは、ワイヤーをつけることになってもほとんど痛みがありません。

床矯正の治療後には、ワイヤーを使用することがありますが、その場合にもあまり痛みは感じません。

抜歯による矯正は歯を抜いたスペースに、今まで動いたことのない歯を強制的に他力で移動していきます。床矯正後のワイヤーの移動は、動いた経験のある歯を、後ろに戻ろうとする力をワイヤーの力で理想的位置に誘導するのでほとんど痛みを感じません。

3つめのポイントは、床矯正では部分的矯正治療が可能です。

従来のワイヤー矯正では、全部の歯並びを対象とした矯正歯科治療でした。でも、床矯正であれば部分的な矯正歯科治療ができるのです。

特に、前歯の叢生、受け口である反対咬合、前歯が閉じない開咬などの歯列矯正の初期治療では、床矯正装置を一つか二つ装着することで治癒します。

もちろん、装置が少ないほど治療費用はかかりません。

子供の歯並びが悪いのを、わかってはいるものの、なかなか矯正歯科での相談に踏み切れないお母さん、
また、矯正歯科に相談したものの、永久歯が生え揃うまで様子をみようと言われ、そのままにしているお父さん、

お子様の歯並びが悪いと思ったら、とにかくすぐ矯正歯科医に相談です。相談に疑問点があれば、何件もの矯正歯科を回って多くのセカンドオピニオンを聴いてみるべきです。

ここまで言うのは、早期の矯正歯科治療には費用を含めた多くのメリットがあり、遅くなればなるほど歯並びにとってデメリットが増えるからなんです。

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